ひたちなか市・那珂湊焼きそばのれん会

ところで知ってたぁ、ひたちなか市の那珂湊地区では焼きそばを使って町おこしをしているって?

すまん、ひたちなか市に住んでいる俺ですら知らないんだから恐らくごく限られたエリアの人間か、よっぽどB級グルメ好きの人間しか知らないだうろな。俺だってこの観光ガイドを作ろうと思わなかったら正直永久に分からず仕舞いだったかもしれないし。

那珂湊焼きそばのれん会のPDFファイルを見ると、何でも那珂湊地区には12軒の焼きそばを提供する店があり、歴史も50年もあるそうだ。その割には知らんけどなぁ・・・。まあ、百聞は一見にしかず、うだうだ言う前に出掛けてみて自分の目で見て、心で感じろが当サイトの制作コンセプトだから実際に行ってみた。行った店はPDFファイルの写真を見てひどく気になった海鮮レストラン・浜辺(春日ホテル・湊本町)の常陸牛焼きそば。値段は850円。さほど待たされることなく出され、早速食べてみると、「おっ、もちもちした麺がうまい」と感動したが、感動もその一瞬だけだった。

写真ではゴロゴロした常陸牛の肉が入っているのだが出された焼きそばの肉はビーフジャーキーもどきの真っ黒い薄っぺらい牛肉。それでなくとも最近はホテルやレストランでの食品偽装が大問題になっているわけで、もちろんだからってこれが常陸牛じゃないとは言い切れず恐らく常陸牛なんだろうけど(そう信じたい)、極端な話、このやたらと硬い味もそっけもない牛肉であれば外国産の安い牛肉でいいからもっと良質の部位を入れろよなぁと思ってしまった。

あと写真ではぷりぷりしていかにも旨そうなイカのリングが入っているがこれもまたゴムの輪っかのようなイカリングがやっつけ仕事のように入っているだけでさ、お世辞にも肉もイカも旨いとは言い難い一品だった(くれぐれも逸品じゃねぇぞ)。しかも、極めつけが出来たてを出されているにも関わらずあまり熱くないのである。俺は早食いの国体があったら茨城県の選手団に選ばれるぐらい早食いなのだが(なんの自慢にもならんけど)、その俺ですら食べ終わる前にはもう冷めてしまっているのである。ダメだこりぁ。

top_asa_pict01この写真だけ見ていると確かに旨そうだが…

恐らくさ、不景気の打開策か何かで町の商工会の連中が集まって、町おこしの案を練った結果がこの那珂湊焼きそばのれん会だったんだろうけど、はっきり言って消費者を舐めていると思う。「わげぇものの間ではB級グルメつぅのが流行ってんだっぺよ。んだったら湊にも焼きそばがあっから横手や富士宮に対抗して焼きそば作ったらいがっぺよ」って始まったんだろうけどさぁ、決してグルメじゃない俺が大して旨くねぇと思うんだから、B級グルメファンが食べたらきっと怒ると思うぞ。

いいか、B級といえどもされどB級なんだよ、食べたことはないから勝手なことは言えないがB1グランプリ常連の横手や富士宮は麺、ソース、具材から調理法まで全て練られて提供されているのだと思う。じゃなかったらあそこまで人気にはならねぇだろう。不景気だからなんとなくという理由だけでそういったB1常連組に対抗しようなんて千年早い。それこそ今の若い連中ってさ、子供のころから旨いものを散々食べて舌が肥えてんだよ。コンビニのデリカですら十年前とは比べものにならないぐらい進歩して美味しくなっているわけでね、ちょっとやそっとの美味さぐらいじゃ感動はしないんだよね。

確かに自分はホテル春日の一軒でしか食べてませんよ。文句を言うなら全部の店を廻ってから言えと言われるかもしれないが、それは違うでしょう。こうしてパンフレットに一覧が載っており、それを見てどこに行くかは消費者の自由でさ、焼きそばなんてもんはハシゴして迄食べるものじゃないんだから一軒だけの感想になるのは当然だろう。裏を返せば一軒目でこのザマ見せられたらわざわざ二軒目に行こうなんて気になんねぇよ、バカたれ。

余計なお世話かもしれないが那珂湊焼きそばのれん会に加盟している関係者は悔しかったらB1グランプリに出場してみろ、こんなんじゃ横手や富士宮には逆立ちしてもかなわず、屁もひっかけられねぇで予選敗退は確実だろうな。口直しにセブンイレブンで買ったバナナオムレットの方が百倍美味かったつぅんだよ、こんこんちきめっ、以上。
 

一軒目で挫折した度 ★★★★★
ひたちなかに来たなら寄って度 ★☆☆☆☆
てめぇらにB級グルメを語る資格なし度 ★★★★★(×無限大)

 

所在地
那珂湊地区のラーメン店、食堂など
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料金店に直接
休日店に直接
駐車場店に直接
ホームページhttp://www.ibarakiguide.jp/seasons/

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