水戸市・水戸地方裁判所

いきなりだけどさぁ、裁判って受けたことある?

奥さん、何を隠そう俺は刑事事件で一回、民事事件で二回も法廷に立ってんだよ、もちろん、どっちも被告人だよ、笑っちゃうよなぁ、あはははっ、裁判ですよ、裁判、普通に生きてりゃ裁判所なんてとことは無縁だっつぅのよなぁ、あはははっ、しかも三回とも被告人席に突っ立ってんだからよっぽどだよな〜、あははははっ、・・・って、そこのおまえ、何笑っとんじゃい!! ぬっ殺すぞ!!

まあ、昔から拙著のブログを読んでくれているお友達のみんなは俺が過去に何してきたかは知ってるだろうし、ここはあくまでも観光スポットを紹介するホームページだから自分の過去の経緯などいちいち紹介しない。

では、何故裁判所の話になったかといえば最近裁判所の傍聴が密かにブームになってんだよねぇ、知ってた?

裁判をモチーフにした映画やドラマがブレイクしているから尚更なんだろうけど、昔から事実は小説より奇なりと申しまして、下手な三流メロドラマ見て股間膨らましているより、よっぽど傍聴は面白い。

まず、傍聴ですが少年審判などの一部事例を除き、原則老若男女誰でも出来ます。

一応、テレビでも報道されるような有名な事件だと傍聴券がないと傍聴できないが(傍聴券は裁判当日の抽選)、まあ一般の裁判は立ち見が出るようなことはほぼないので行けばすんなり見られる。

top_asa_pict01逮捕状を発布されたり、検事にいじめられたり、個人的には悪い思い出しかない

なお、自分は水戸地裁でしか裁判を受けたことも、傍聴したこともないのでもしかしたら他の裁判所では若干勝手が違うかもしれないが、基本的に裁判傍聴をするには正面玄関を入ると、当日の公判予定が刑事民事問わず、一覧にして張り出されているのでまずはそこで見たい事件を確認して時刻までに法廷の傍聴席に入るという流れである。

一応民事事件も傍聴出来るけど、民事は見る必要はないかなぁ。結局民事裁判なんて金をどうするかってだけでさ、裁判とは名ばかりで被告にしろ、原告にしろ弁護士同士でなあなあで解決してしまい、じゃあそれでいいですねと、判決が出てしまうのが一般的、被告人には然したる財産もなく、毎月月末に3万円ずつ34回支払って百万円を返済したいのですがよろしいでしょうか、はい、そちらの条件で結構です、みたいなさ。

こんな流れが大半だから実際被告人も原告も出廷せず、法廷の中も弁護士二人(つまり被告人の弁護士と原告の弁護士)と裁判官と書記官だけの四人なんていうのもまったく珍しくない。民事は大体に於いて緊張感のきの字もない、淀んだ空気が漂いまくっている。裁判をしてる方もそれがデフォだからたまに傍聴に行くと裁判官も含めみんななんだこいつわとぎょっとする有様でさ、将来弁護士や司法書士にでもなって金のぶんどり合戦をしてみたいという人以外は民事の裁判は行かなくていいと思う。

対して刑事事件は面白い。法廷の中では個人情報保護法なんてお構いなく、被告の住所、氏名、生年月日、生い立ちから職業など、現在に至るまでの経緯が白日のもとに晒される。

恐らくね、裁判を傍聴したことのない人はキムタクのHEROや堺雅人のリーガル・ハイを想起するんだろうけど、あんなに流れるような裁判って現実はほぼねぇーから。少なくとも俺は見たことがないし、自分もしどろもどろになって冷や汗掻きっぱなしだった、あはは(ため息)・・・。

だいたい被告人がいくら前科何犯だって裁判なんて数えるほどしか受けてないのが一般的だからそんなにそんなに流れるようには受け答えは出来ないんだよね。対して検察官はそれだけが商売であり、日々どうしたら被告を追い込めるかだけを考えている職業マゾだろ、彼らに理詰めで攻められたらやくざの大親分だってたまったもんじゃない、しどろもどろになるのが関の山だよ。

じゃあなんでそんなしどろもどろが楽しいかといえばとにかくドラマや映画ではありえないほど、リアルなんですよ。

下着泥棒になんであなたは下着を盗むんですかと質問したって実際問題そんなもん性癖だという以外には答えようがないじゃん。それを下手にストレスが溜まってだなんていうから、まさに検察官の思う壺でさ、現代社会では皆大なり小なりストレスは抱えています、私だってストレスはある、しかし、ストレスがあっても普通の人は下着を盗んだりはしない、ストレスがあるから下着を盗るというのはおかしくありませんか、下着にはあなたの唾液や精液が付着してありました、あなたは盗んだ下着を口で啜ったり、性器に擦りあわせてマスターベーションすることに快楽を覚え、自己の性欲を満たすため、下着窃盗を繰り返したんだ、違いますかとやり玉に挙げられる。

これ作りじゃないからね、新聞に載らないだけでざらだから。こんな辱めよっぽどドMでもない限り、やられたら瞬間的に自殺したくなるって、それこそ公務員だったり、真面目なサラリーマンならもうジワジワくる。ある意味無関係な傍聴人だけなら笑っておしまいだけど、傍聴席には情状証人として、通常は親、兄弟、子供など身内が出廷しているわけですよ。奥さんや娘さんなんか、近所に顔向けは出来ないわ、退職金はでないわ、もうね情けなくてもう涙ぽろぽろですよ。こんな人間ドラマってなかなか見られないっしょ?俺は綺麗事を言うつもりはないからハッキリ言うけど、何のかんの言っても殆どの人が人の不幸は蜜の味っていうじゃない、内情がドロドロすればするほどほど面白いんだよ。

ちなみに法廷が開かれているのは平日の日中限定ですがもし平日お休みが取れる方なら是非裁判所に行ってみて欲しい。水戸地裁には食堂も完備しており、別に司法関係者じゃなくとも誰でも利用が可能である。弁護士さんや検事さんが普通に話をしていたりするがそれもまた面白い。値段も官営食堂だからそばが確か400円、カレーが500円ぐらいだったかな、結構安いっすよね。

なお、裁判所では定期的に広報活動の一環として見学ツアーを開催している。模擬裁判をやったり、法衣服を着れたり、法廷の中で記念撮影も出来るみたいだが、あえていいます、そんなんじゃ満たされねぇから。おとっつぁんが筋子をかっぱらったとかさ、気に食わない同僚の車を蹴っ飛ばしてへこましたとかね、こんなしょーもない事件ほど面白い。もちろん、殺人事件は殺人事件でシリアス過ぎてこれもまた面白い(笑う面白さではなく、また別の面白さ)。松本清張の推理小説なんかより、よっぽど面白い。

ただ、その裁判の傍聴だが何点か注意して頂きたいのはケータイ、デジカメの使用は当然厳禁。しかし、笑っちゃうことがあるのも事実で、たまーに弁護士の先生が携帯をマナーモードに設定をせずに入廷してしまい、携帯の音が鳴ってしまって、裁判官に注意され、傍聴席から失笑されるということもある。それと脱帽、頭頂部が寂しいからといって帽子を被っていてはいけません。開廷中の新聞や読書も禁止、読んでいると注意されます。もちろん居眠りも厳禁、こくりこくりやっているぐらいならまだいいが冷暖房完備の快適空間ゆえにいつしか船を漕ぎ出してしまい、大いびきを掻くという人がいる。当然退廷を命じられます。退廷といえばヤジも厳禁、場合によっては審判妨害罪(いわゆる法廷侮辱罪)という罪に問われて逮捕され、今度はあなたが裁判を受ける側になることもあるのでくれぐれも要注意。そして開廷と閉廷は傍聴席の住人も一礼をしなくてはなりません。

まあ、一度騙されたと思って行ってみて欲しい。なお、公判の予定だが裁判員裁判や傍聴券が発行されるような大きな事件の裁判は検察庁のホームページに掲載されているがそれ以外のしょーもない事件は当日行って確認するか、裁判所に直接電話して問い合わせる。本日の刑事事件の公判予定を聞けば教えてくれる。裁判の傍聴は知的好奇心を刺激する暇つぶしには最適の『観光』だと思います、はい。
 

ドラマよりよっぽど面白い度 ★★★★★
ジワジワくる度 ★★★★★
平日行けるなら是非とも行ってみろ度 ★★★★★

 

所在地
〒310-0062 茨城県水戸市大町1丁目1−38
問い合わせ先水戸地方裁判所・庶務課
029-224-8513
利用可能時間9:00~17:00
料金無料
休日土日祝日、年末年始
駐車場あり
ホームページhttp://www.courts.go.jp/mito/

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